ゆーんの徒然日記

【6歳2歳ママ】子育て・おでかけ・お買い物の記録📝

【カテーテル検査】分かったことと、今後の方針。2021.07

こんにちは、ゆーんです(。・・)ノ゙

カテーテル検査を無事終えてから、はや1週間が経ちました。

太ももの付け根の傷はもうしっかり塞がり、白い肌に目立っていた内出血も随分目立たなくなっています。

(カテを入れた傷は初日こそ防水テープでがちがちに固められていたけど、翌日以降は消毒をして絆創膏を貼るだけ、退院後は絆創膏もなしでokと言われました。太い血管に繋がっていた傷と思うと不安になるのだけど、普通の傷と変わらない扱いで良いそうです。)

みーちゃんの様子もカテ前と何か変わったところは何もなく、すこぶる元気(o^・^o)

入院中よりごはんもよく食べてくれて、やっぱりお家のごはんが良いのねっ!なんて母はテンションあがっております。

(たぶんりーくんが一緒に食べてくれる効果なのだけどね。笑)

さて、そんな感じでこれまでと変わらぬ日常を送っている我が家なのだけど、みーちゃんがカテーテル検査を終えた、=次の手術が目前に迫ってきているということ。

今回のカテで新たに分かったみーちゃんの心臓と肺の状態と、考えられる今後の治療方針をまとめておこうと思います。

心臓カテーテル造影検査(+CT検査)で分かったこと(2021.07)

これまでにも何度かCT検査はやってきましたが、CTだけでは肺の奥の血管がどうなっているか、みーちゃんには複数ある側副血管(本来ならないはずの異常血管)がどれだけの役割を果たしているのか、などは分かりませんでした。

今回のカテーテル検査では、そのあたりのCTだけでは分からない細かい部分をはっきりさせて、最終的な心臓手術に備えるという目的がありました。

肺動脈は1年間で3倍の太さに

まずはみーちゃん最大の課題、肺動脈の太さ。

これはCTでもわかる部分です。

みーちゃんは肺動脈、特に左の肺動脈が低形成で、「左肺動脈狭窄」「高度肺動脈弁狭窄」だと言われています。

弁に関しては、そもそもが通常の弁の形をしておらず、血液を送り出す弁としてほとんど機能していないと言われていました。

そのため、低形成な左の肺動脈を育てるために、生後2週間のシャント術で右側の肺動脈に人工血管を入れています。

▽生後2週間右シャント手術の記録。狭窄のある左ではなく右にシャントを入れた理由など。

www.xoyu-nxo.work

肺動脈が細いと、そもそもに手術を行うことが難しいし、心臓の修復術を行ったあとの予後のことを考えても、肺動脈は今のうちから太く育てておく必要がありました。

右に入れた人工血管から左肺動脈にも血液が流れ、退院後の外来でも徐々に肺動脈が太く育ってきていることは分かっていたのですが、今回のCTでは生後2週間の頃と比べ、約3倍の太さまで育っていることが分かりました!!

▽右が生後2週間、左が今回撮影した心臓の断面図。

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小さくて見えにくいのだけど、真ん中の「人」みたいに写っているのの、右側のはらい部分が肺動脈。

生後2週間の時(右)は2.20mmだったのが、今回(左)は6.82mmにまで成長していました。

狙い通り、太くなってくれていますね。

と主治医の先生。

みーちゃんのもともとの肺動脈の太さを考えるとこれは十分な成長でとてもよく頑張ってくれたほうなのだけど、この太さが“手術をするに十分な太さ”であるかどうかは外科の判断となるそうです。

この“手術をするに十分な太さ”に達しているか、いないかが今後の治療方針でかなり重要なポイントとなってくるのだけど、そこはまた後でまとめようと思います。

まずは、分かったことからね!

肺の血管がしっかり肺全体に伸びていた

ここが、これまでCTだけでは分からなかった部分で、心臓の修復術においても、術後の経過においても、とても重要だった部分。

心臓から肺に伸びている血管が、肺の中でどれだけの割合を占めているかということです。

みーちゃんは、肺動脈が低形成です。

その低形成な細い肺動脈だけでは、心臓から肺へ送る必要十分な血液量を賄えないため、足りない部分を補うために、確認できるだけで3つの側副血管(異常血管)が伸びています。

▽赤いぴろぴろ伸びてるのが側副血管。

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1つはお腹の方から肺まで伸びていて、これらの側副血管が肺の中でどれだけの役割を果たしているのか、がこれまで分かっていませんでした。

(この心臓の画像は、みーちゃんの心臓を絵に書いてもらったものです。「両大血管右室起始」なので本来なら左室から出ているはずの大動脈も右室から出ており、心室内に大きな穴が開いています。)

側副血管というのは異常血管なので、いつ細くなって潰れて無くなってしまうかも分からないような血管です。

そんな側副血管に、肺の中を巡る血管が依存してしまっていたとしたら、側副血管を残して生かす為、側副血管を肺動脈に繋ぎ直す手術が必要でした。

例えば、肺の半分が側副血管に依存していた場合。

▽こんな感じで、肺動脈は上半分しかカバーしておらず、下半分は側副血管がカバーしていた場合。

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側副血管を潰してしまうと肺の半分が死んでしまうため、それらを生かすために、側副血管を肺動脈に繋ぐ手術が必要だったってことですね。

が、今回のカテーテル検査で、側副血管が異常血管にしては太くかなり複雑に絡み合っていたみーちゃんだけど、肺の大部分は自身の肺動脈で補っており、側副血管は潰してしまっても問題ない血管であることが分かったんです(≧ω≦。)

▽カテで分かったみーちゃんの肺内部の血管(イメージ図)。

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(肺の下半分はお腹の方から伸びた側副血管も広がっているけど肺動脈から繋がる血管もしっかり伸びていて、メインの肺動脈だけでも十分カバーできていた。)

つまり、複雑な側副血管を肺動脈に繋ぎ直す手術は必要ない!!

細い側副血管が潰れてしまったらと心配する必要がない!!

ということ。

これは、今回分かったことの中でとても大きくて、みーちゃんにとっても良かった点です(o^・^o)

カテーテル検査の結果から分かる今後の方針

  • 肺動脈が太くなっていたこと
  • 肺動脈の血管が肺の奥まで広くカバーしており、側副血管には依存していなかったこと

より、今後の治療の流れとして考えられるのは、3パターンだそうです。

どのパターンになるかは、肺動脈が“手術をするに十分な太さ”に達しているかどうかによって、変わってきます。

1.肺動脈が“手術をするに十分な太さ”に達しており、このまま心臓の修復術にむかう

これが1番シンプルなパターン。

肺動脈が“手術をするに十分な太さ”に達していて、安全に執り行えると判断され、そのまま最終的な修復術に向かうというパターンです。

たぶん、みーちゃんの身体にもこれ以上負担をかけることなく進む、1番良いパターンなのかな。

2.側副血管をカテーテル手術で潰した上で、心臓の修復術を行う

2つ目のパターンは、術後は必要ないと判断された側副血管を術前に予め潰してしまってから、心臓の修復術を行うというパターン。

側副血管は正常な心臓であれば必要のない、異常血管。

その為、心臓を手術で正常な形に修復したあとにも側副血管が生き続けて血液を肺に運んでしまった場合、今度は血液量が増えすぎて心臓に負担をかけてしまうことがあるそうなんです。

先程も書いたのだけど、側副血管は放っておいても勝手に無くなってしまうこともある血管。

現に、生後すぐの時と比べると、みーちゃんの側副血管は少し細くなっているそうです。

(恐らくシャント術によって肺へ流れる血液量が増え側副血管の必要性が少し無くなった為)

それを考えると、わざわざまた足の付け根に穴を開けてカテーテルを通してまで、塞がなくっても良いでのは?術後、勝手になくなってくれるのでは?

なんて思いもするのだけど(実際勝手に無くなることもあるそう)、外科の先生によっては、術後に心臓に負荷がかかり状態が悪くなるのを未然に防ぐため、予めカテーテル手術でコイルを入れ潰してしまうという方法をとる人も多いそう。

先にカテーテル手術で側副血管を潰すか、それとも術後の経過をみて判断し、対応するか。

ここも外科の先生の判断によるところ、になるそうです。

3.肺動脈が“手術をするに十分な太さ”に達していないと判断され、左にもシャント手術を行う

3つ目のこれが、恐らく1番あって欲しくはないパターン。

肺動脈が“手術をするに十分な太さ”に達していないと判断されて、更に肺動脈を育てるため、左にもシャント手術を施し人工血管を入れるというもの。

生後6ヶ月時の外来で、左シャントは必要ないだろうと先生から言われ、こちらとしてももうないものだろうと思っていた選択肢がまた持ち上がって来たことに、内心でぎくり。

▽生後6ヶ月の外来の記録。

www.xoyu-nxo.work

小さな身体に付ける傷は、できる限り少なく、済ませてあげてほしい。

でも、どうやらこの3つ目のパターンになる可能性は、比較的低そうで。

というのも、主治医の先生から説明を受けたあとに、外科の先生もカテ後の様子を見に来てくれたのだけど、その時に「この子小さいからなー。シャント入れたらまた体重増えなくなるし…このまま修復術が現実的かなー。」と言っていたんです。

ただそのあとに続いた「術後ちょっとしんどくなるかもしれんけど…」にはムムっ。

どうなんだろう。

手術の難易度としては心臓修復術ほどは難しくないシャント手術で、しっかりと肺動脈を太く育てあげ、万全の状態で修復術に挑むのが良いのか。

だけど1度は無事成功し、後遺症も残らなかった手術とはいえ、2度目も間違いなく同じようにいくなんて保証は当たり前だけどないわけで。

ちなみにこのままもう少し様子を見て、肺動脈が太くなるのを待つ…という選択肢もあまり現実的ではないよう。

わたしは、普段のみーちゃんを見ているとそんなに急いで修復術に向かわなくても良いんじゃないの?なんて思ってしまったりもするのだけど、生後8ヶ月の頃から体重がさっぱり増えなくなってることもあるし、酸素濃度が低い状態がずっと続くというのも、身体の成長にとって良いことではないのも分かる。

とにかく手術を安全に、みーちゃんの身体への負担が少しでも少なくなる方向で、話が良い方向に進んでくれるよう、祈るばかりです…

手術の内容

実際行う手術の内容としては、

  1. 心室に開いている穴を塞ぐ
  2. 肺動脈の弁を入れ替え、太く修復する

がメインとなるそう。

肺動脈を太く修復する際には、人工血管を開いたもの(筒上のまま使うのではないと言ってた)と、自身の心臓の回りの膜(細胞?)を使って血管を構築するそう。

そのあたりは、また手術の予定が決まってから、外科の先生を交えて話しましょうと言われました。

(心臓の膜を剥がすの!?大丈夫なの!?それと人工血管を広げたやつを繋げて血管を作るの!?ワケわからん…!!なんて頭の中は大混乱だけど、情報過多のためとりあえず今回は今後のパターンだけ理解しようと思い、うむ。と流しました。一度に全てを理解するのは無理だ(  ̄- ̄)

まとめ

以上、今回のカテーテル検査とCTで新たに分かったみーちゃんの心臓と肺の状態と、考えられる今後の治療方針をまとめました。

主治医の先生から説明を聞いているときはいっぱいいっぱいで、なにやらまた左シャントの話が出てきたり、これまで聞いていなかった側副血管をコイルで潰すためのカテーテル手術の話なんかも出てきたりして、先のことを考えるとズンと気持ちが落ち込んでしまったけれど。

でも、カテーテルの結果を見てみると、肺動脈は生後2週間時より3倍も太くなっていたし、肺動脈からの血管が肺全体をカバーしていることが分かったしで、みーちゃんにとってはかなりプラスの結果。

このまま修復術に向かって問題なしと判断されれば、あとはそれを乗り越えるだけ。

…だけ、て言ってもね。

正直、ここまできてもまだ、本当に手術しないといけないの?と思うし、ICUの大きなベッドに寝ているみーちゃんを思い出すだけで涙が出そうになるのだけど。

みーちゃんがお腹にいるときから診てくれている主治医の先生を信じて。

シャント手術で無事、みーちゃんの命を繋いでくれた外科の先生を信じて。

なによりも、みーちゃんの生命力と、りーくんの「だいじょうぶ」パワーを信じて!!

この夏を乗り越えようと思います!!!!!

▽カテーテル検査入院の記録。

www.xoyu-nxo.work

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ゆーんでした(。-ω-)ノ゙